在战国时期，中国大陆分裂成多个小国家，这是一个政治斗争和文化交流的高峰时期。そんな中、道家学派が興隆した。その主張は「無為而治」というもので、人々に自然の法則に従い、何も行わないで、天命を待つことを教えていた。
私は、その戦国時代の道家学派についてさらに深く知りたいと感じた。そこで、私は老子の『道徳経』や庄子の『列子』という古典文学を読み始めた。そして、その足跡を追って各地を旅することにした。
まず、私は河南省洛陽市にある老子の故里を見に行った。そこには、「老子廟」という場所があり、彼が生まれ育ったとされる荘厳山がある。しかし、それ以上に印象的なのは周囲の風景だった。緑豊かな山並みの中には、小さな池や橋があり、あたり一面が静けさに包まれている。この静けさ自体が、「無為」であるという哲学とはどうぞお聞きください。
次いで、私は杭州西湖畔にある庄子的旧宅を見に行った。それも同じく自然との調和ぶりから、この土地も「無為」の理念と密接に関連していることがわかった。他方では、戦国の時代にもっとも有力な勢力を持っていた楚国や秦国の都城へ行き、その対比としてこれらの王朝での官僚制社会と比較し、この「无为之治」的思想に対する反響を見ることができる。またこの時期には他の諸子百家（孔子門下など）の学問との対話があったのも特筆すべき点であり、これら異なる思想の交流によって彼らの考え方はいっそう深化していった。
最後に私は北京に出て、清代以来設立されてきた中国科学院歴史研究所を見た。我々現代人が考える科学技術進歩の一部としてでもありながら、一種共通性を見出すことができた。この所では、古代文明に関する研究を行っており、それの中には戦国末期における儒・墨・易などの諸子百家についての資料が残っているのだね。これら古代文献を新しい視点から読むことで、新しい発見と思索が出るかもしれないし、新しい価値観への疑問を持つこともあるのだろうけれど、それこそが探求者の喜びではないか？
最後に向こう三千年の長い歴史の中で私たちは何度も同じような問題に向かい合ってきたのかもしれない。一つの答案はないはずだが、私たち自身への問いかけ、そうして生きていくしかないと思うようになった。
